備忘録④

日々の趣味の備忘録。

【日産シルビアを】ナンカン AR-1を履いた。【華麗にカスタム】

俺が世界最速のヴァリエッタだ!

 

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盆栽車両。

盆栽である以上外観が最重要なのです。家の駐車場に置いてあるのをニヤニヤするマシン。

 

で、完全に盆栽を極めたタイヤを入れます。

 

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それこそがNANKANG AR-1。

 

まあ普通、こんな雨の日に走るのが自殺行為なタイヤを履くのはちょっと気が引けますよね。

 

まず大前提として、盆栽盆栽と言ってますが僕のシルビアの使用目的としては、

・荷物・人を乗せることが必要な場合の移動

・遠距離への旅

が9割。

残りの1割でごく稀にサーキット走るかどうか。

 

日常使いがほとんどの車に履くのはとてもナンセンスなのは承知の上です。

 

でも、こんなヤル気満々のタイヤ、一度ぐらいは履いてみたいじゃ無いですか…。

 

なので、一応サーキットの乗り心地も少しは書きますが、今回は日常使いについてフォーカスを当ててレビューを書きます。

 

と、まずはこのタイヤを買いかどうかの結論としては、

 

超絶ハイグリップと卓越したコントロール性。

見た目の通り、当然日常使いには全く適さない。

サーキット、週末のスポーツドライビングにしか使わない車に履くなら最高のタイヤ。

 

・見た目について

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インチキラジアルと言われる所以だけあり、とんでもない見た目です。

普通の人に見せると「タイヤの溝ないやん…」とドン引きされます。

 

今回は225/45r17を履いてます。

とんでもなくエッジの立った、トレッド面を最大限にグリップに活かす見た目のサイドウォールがヤル気満々。

 

・乗り心地は?

んなもんサーキットまで履いてくより、ジャッキ積んでタイヤ積んで現地でタイヤ交換したらええやん!

ってなりますが、一部タイヤを積めないスポーツカーだってあるんですよ!!

 

ヴァリエッタは225幅となると4輪載らないこともないのですが、ヘルメットや工具を入れるスペースが無くなります。

 

なので、もしここままサーキットに行くとするなら?というレビュー。

 

よもやよもや、乗り心地はとんでもなくいいです。

街中はエア圧3.0kPaで。

トレッド面のゴムが異常に柔らかく、シッカリしたサイドウォールが相まって、路面のショックはかなり吸収してくれます。

だからってロードインフォメーションが無いわけではない。衝撃吸収がすごいぶん、グリップも強烈なのでハンドルに伝わる情報はとても細かくなります。

少しの道の傾きでハンドルを持ってかれる。

 

 

 

ここまでは国産ハイグリップと変わらないんですが…。

 

タイヤノイズ。

これだけが国産ハイグリップタイヤとは全く違う。

ありえないぐらいうるさい。当たり前だけど。

 

僕のシルビアはニスモマフラーなのでそこまで爆音ではないものの、法律の許す範囲で煩いレベル。

そのマフラー音がある中でも、60km/hを超えたあたりから耳を劈くような轟音が襲いかかります。

高速道路なんて耐えられないレベル。耳元でヘリコプター飛んでる?ってレベル。

 

法律の許さないレベルのマフラーをつけてたら気にならない?

普段純正マフラーで静かに走ってるジェントルなドライバーには似合わないかも。

まあそんな人は国産ハイグリ買ってるか。

 

 

 

・肝心のサーキットは?

 

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100kmほど走ってタイヤの皮むきをしてからサーキットにトライ。

 

エアは前後とも1.9kPaに設定。

コースはモーターランド鈴鹿にて。

走行日は1月。冬。-1℃。

 

前に走った時のベストは、F:235 R:255幅のナンカンNS-2Rで52秒5ぐらいだったのに対し、

前後225幅へ狭くしても2秒近くタイムを削れました。

 

また、販売サイトのレビューにある通り、やっぱりウォームアップ後の1〜2周目でガツンと攻めないと、あとはタイヤがタレるだけです。

このへんの特性はナンカンタイヤらしい性格ですね。

 

 

それこそ、街乗りでもわかった通りグリップレベルは非常に高く国産ハイグリップタイヤ並みではあるんですが、

タイヤ自体が非常に重たい(ゴムでグリップを稼いでる感…)ので、制動距離は若干伸びます。

とくに1周目がひどい。タイヤが重たいのにグリップしない状態なので全く止まりません。こわい。

 

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で、サーキット走行1時間+100km家路まで走行。

 

TERADWEAR80といっても、意外と減りません。

真冬なのもありますけど…あと2回はサーキットで遊べそう!

 

 

 

また、たまにあると思うんですけどタイヤをガンガン使う走り方をする人の場合、タイヤのゴムが剥がれたり、フラットスポットを作ったり、リムズレが起きたりで、

 

サーキット走行後はバランス狂いによるハンドルのガタガタ震えることがあると思います。

 

でもAR-1はほとんどなく、快適に帰れます。

ゴムの摩耗が早いせい?リムにもグリップが効いててズレにくい?

要因は不明ですが…。

 

・総括

 

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タイヤノイズさえ目を瞑れば、最高のタイヤです。

また、雨の日にも街乗りで使用してみましたが、言うほど危なっかしさは感じません。これはゴムが柔らかいせいか。

なんだったらエコタイヤよりも安心感があります。

だからってコーナーを攻める気にはなりませんが…。

 

 

 

タイムの伸び代、タイヤノイズ以外の乗り心地は文句なしなので、

セカンドカーのスポーツカーで、たまにサーキット走るぐらいでも全然「買い」なタイヤです!

 

なによりも運転が俄然楽しくなります。