備忘録④

日々の趣味の備忘録。

カブが生えてきたから育てる話。2話 〜きたない〜

ああああああああああああああ!!!!!!

 

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とりあえずレッグシールドを外してみて発狂するの図。

 

 

 

 

 

 

 

カブのレストア日記2話です。全何話かは知りませんが。

放置車両なカブをもらってきて、あまりのボロさに閉口したものの、案外整備しているのでは?という希望を抱いていました。

 

とりあえず現状把握した翌日の朝。

まずは洗車から…。

 

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水をかけまくって、ブラシでガッツリ磨いて、苔を落としてみました。これでも十分綺麗になった?

 

ただ、中身は一切洗えてないので、ここからはホコリと虫の死骸との格闘です。たぶん。むしろその通りだと興奮するまである。草ヒロハンター的な意味で。

 

 

洗車をして触る気が少し出てきたところですが、一つ大きな欠陥があります。

それは、前回でもお話しした通り鍵が無いこと。

 

ネットを調べていると、キーシリンダーを外したら本体に書いてある刻印で一発で鍵の復元ができるそう。

 

新たに鍵を作ると、キーシリンダー、メットロック、タンクの蓋、カブの場合ハンドルロックまでの部品交換が必要。できれば鍵の復元が一番望ましいのです。

 

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キーシリンダーを外すべく、ハンドルを取っ払います。もちろんホコリと虫の死骸だらけ。

あと様子を見にきた親父がかなりノリノリ。

 

そしてキーシリンダーを引っこ抜きます。HA02 90年代以前であれば、キーシリンダーはいじり防止のネジで固定…なんてされておらず、なんと内側からプラスチックの爪を2つ外すだけでキーシリンダーが抜けます。超楽勝じゃん。

ちゃちゃっと外して、街の鍵屋さんに。

 

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ものの10分程度で、鍵の復元が完了しました。工賃はたった1500円。

…安すぎないだろうか。

 

ちなみに、この場合は身分の証明やバイクが自分の持ち物である証明も不要らしいです。

 

…じゃあカブは奪いたい放題じゃねぇか!(藤村Dの声で

 

 

 

とにかく、これで晴れてエンジン関係や、ガソリンタンク内の様子が見れます。

 

帰宅して、早速タンク内を確認すると…。

あれ?意外と錆びてない。

ガソリンも意外と入っていた。

…じゃあいいか。と思い、結局タンクの錆び取りはせず。

 

まずはエアフィルターのご開帳。

 

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早速蜂の死骸とご対面。オーケー想定内。

しかし、エアフィルターは思ったよりいい色をしています。一応エアかけましたが、そんなにホコリは出てこず。交換を覚悟してましたが大丈夫でしょう。

 

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エンジンオイルも普通。鉄粉などもなし。

オイルを抜いてる間にキャブを分解。

 

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カブでよくあるフロートバルブの大きな段付きも無し。

というかフロートがわりと綺麗。

ただ、ジェット周りがあまり良くない色をしています。

 

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両方のジェットとも、穴が詰まってました。

針で弄り回して、パークリで洗浄して…。

 

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いい感じです。

ガスケットの膨張も見られず、案外簡単にエンジンかかるのでは?

 

ということで、キャブを組み、エンジンオイルを入れ、

 

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今のご時世、ガソリンの携行缶給油は厳しいのでカブからカブに給油。新カブは嫉妬しないだろうか。

 

給油してエンジンを掛けてみます。

 

キーをオンにして、キック。

 

とにかくキック。

 

キック。

 

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ひたすらキック。

 

キックキックキックキックキックキックキックキック!!!!!!!

オラオラオラオラオラオラオラ!!!!!

 

 

 

 

かかる気配がありません。

 

何故だ?と親父と原因を探ったところ…

 

フューエルコックがOFFのままでした。ありがちなミス。

再度キックしまくると…。

少しずつ爆発しはじめ…

 

ぶるるるるるん!!と威勢の良い音と、

 

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ONのままになっていたウインカーが付き、息を吹き返しました。

 

ホーンも鳴るし、大丈夫なはず。

ただし、アイドリングはしない。キャブの調整が必要です。

 

一安心して、一服休憩に入りましたが…。

 

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エンジンを掛けた場所の地面をよく見ると、錆の液体が溢れてます。液体の匂いは腐ったガソリンの匂い。オーバーフローしたガソリンか。

やはり錆び取りは必要か…と思ったのと、キャブの調整のため再度分解。

 

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腐ったガソリンで満たされたタンクにパチンコ弾を入れて振ってみたところ、まあまあなサビが出てきました。

また組み込んで、早速テスト走行に。

 

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とりあえず走りました。

 

…忘れてましたが、タイヤはまだ交換してません。空気入れて一晩置いても空気圧の変化は見られなかったため。

 

エンジンがかかって、無事走って、あとは外装付けるだけだ〜〜〜!!と嬉しくて走り回ったのですが、

 

走り出してからこその問題が多発。

 

挙げていくと、

・フロントブレーキがマジで効かない。調整ネジも底付きしてる。シューの交換が必要。

・タイヤはパンクこそしてないものの、ゴムが硬化しすぎてリム振れはないもののものすごい振動が車体に来る。タイヤ交換が必要。

クラッチが滑りまくって40km/hも出ない。

・ジェットのセッティングがおかしい?吹け上がりが微妙。

・ハンドルの転倒痕があったが、実は激しい転倒だった?ステップとチェンジペダルが著しく曲がっていてシフト操作がしづらい。

 

といったところです。

 

この日は暗くなってきたので、一旦は外装を戻して、

 

本日の作業は終了。また次の週末のお楽しみです。

 

 

 

 

 

買うものは決まりました。やることもほぼ決まりました。

シューとタイヤとシートとバッテリー。あと一応ガスケット。今更だけど。

で、上記の部品の交換。

 

…あれ?今回の冒頭で何話で終わるかわからんなどと格好つけたのに、

 

3話で修理完了して4話で「やっぱりカブはいいぞ」ぐらいしか書く事がないな?

 

次回予告も済んだところで、今回はここまでで。