備忘録④

日々の趣味の備忘録。

グロム(市販車)にHRCグロムテールをつける。



カジュアルにレーサーしたい。


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そんなことを考える人はいないかや?

 

 

 

 

 

どんどんレーシーに、カッコよくなっていく我がグロム。(個人の感想)

 

一つ、不満があります。(個人の感想)

 

リア、スカスカすぎじゃね?(個人の感想)

 


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どうしてもテールとタイヤの間のデカさが気になってしまう。

それに何だかんだ言ってHRCグロムには憧れる。

 

HRCグロムを無理やり公道仕様にする人はいるようです。

が、市販のノーマルグロム(以下、市販車…HRCグロムも市販車ではありますが…)にHRCのテールをつけてる人はいない。気がする。少なくともネットの海を彷徨った結果として。

見栄えはレーシーでありたい。

そして誰もやってないのならやってやろうという気持ちになるわけで。

公道8割、サーキット2割なので、狼の皮を被った小型犬ぐらいの見た目でいいんです。

 

疑問に思うのは、明らかに市販車のテールとナンバー周りをオミットしてるところ。

ここを切り刻むかなんかしなきゃいけないでしょう。切り刻みすぎると強度的にも不安だけど。

 

 

 

取り付けができるかどうか、の結論としては、

 

フェンダーレス化等は必須である条件付きで可能

 

でした。



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では取り付けていきましょう。

 

…の前に、お断りを。

当方、レーシングカートをメインで行っているため、ミニバイクのレーサーについては傍から眺める程度の知識しかありません。

そのため、あくまで「公道を走るツーリングバイク」の延長線上の改造であり、素人の「個人の感想」であることをご理解ください。

 

 

今回取り付けたのは、エンデュランス製のリアカウル。

 

色々買い物をしてポイントが溜まっていくので、恐らくこれからエンデュランス製部品が多くなっていく予感。

 

まず手にとって思うのは、

・メーカーの断り通り、白ゲル塗装はかなり薄め。ほぼサフが塗ってあるだけの状態に近い。

・ゼッケンパネルは思ったよりも湾曲している。カッコよくゼッケンベースを貼るのは難しそう。

・ 思ったよりとリアの覆う量が多い。

 

という点。塗装は必須ですね。

で、塗装は最後にするとして…。

仮で取り付けてみましょう。

 


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まずカウルをかぶせてみます。当然ながら、ナンバーまわりとテールに思いっきり干渉します。まずは外して取り付けてみますが…


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フェンダーレスしたときにハーネス通す穴を完璧に蓋をしてる形になりますね。

てことは、ナンバーベースを蓋の上まで延長させて下に降りてきてもらえれば解決なのでは?


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もともと、中華製ウインカーとかナンバーレスキットの免震性能には疑問がありました。

そこで、M8ボルトで吊るしているナンバー一式をゴムのスペーサーで延長します。

ぼくが使ったのはレーシングカートのリアバンパープッシュ。

これで振動でのLED基盤の破損を防げるわけですね。

 


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悪くないのでは。

ボルト変えるだけとか実質ポン付けじゃん。

ウインカーは小型化してないと入らなさそう。小型化も必須ですね。

ということでナンバーとウインカーはクリア。

問題は……テールランプですよね。

取り付けた感じだと、テールは完全に埋まる。

つまり、内蔵にして透明なレンズ的なものをつければいい感じになりそう。

 


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各R中心から線を引いて、センターのラインを出します。

で、テールの場所はカウルを取り付けた状態でブレーキランプを光らせて大体の場所を把握しました。

頂点になるところを基準にして、直角で見たときのカウルの角度、テールの高さから直角三角形を作れます。

そこから三角関数で斜辺(=カウルに開ける穴の長さ)を計算。


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こういう感じです。

具体的な寸法は…お手持ちのカウルを参考にしてください(笑)


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めんどくさくなったのでグラインダーで切ったらコーナーのところやりすぎた。

純正テールの形そのままに斬ると小さすぎるので、斜辺の形に落とし込んだら大きな穴になってしまった。

 
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良いんじゃないでしょうか。

しかし、これでは少しガチャガチャしてるというか…ああ、頑張って着けたんですね感がある。


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そこでゴムのモールを取り付けました。ある意味このテールはフェンダーにもなるから、防水はするに越したことはない。あとささくれたFRPも危ないし。


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そして、これがミソ。100均で受験生がよく使う暗記するやつの下敷き?隠すやつ?をカットしてテール形状に合わせます。

本来の用途で使ったことがないから何ていうのか知りませんが。

これを裏から貼り付けると………。


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透明だと中身が見える分、赤いシートを貼ることにより中が見えづらくなってうまく隠せるのです!

透明なプラ板にスモークフィルムでもいいですが、イカつくなって純正の自然な感じが無くなるのと、光量不足の懸念があります。

 

FRPの処理も隠せて、構造上なんともならん中身も隠せて…って隠してばっかですね。

 


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点灯させて確認。最高にかっこいいのでは?????

 

案外簡単に、かつかっこよく出来ました。

あとはサクッと塗装してポリッシャーで磨いて…。

 


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ゆず肌ではあるけどまあ適度にテカッてるからいいでしょう。

 

 

 

ちなみに、ここまでで2つのことが気になると思います。

まず、保安基準はどうなのか?

面積と光量、取り付け位置については、純正テールをそのまま使ってるので問題なし。

で問題となるのは見え方です。

このカウルは市販車と比べて上部を覆う形がかなり大きくなります。

そのため、真正面から見れば何も変わってはいないものの、上部から見るとちょっと見づらい。

しかし、「100m後方から確認」は出来ます。

どの方向から視認可能か、ということは触れてないのです…。

だから大丈夫だ、とは言いませんが、若干グレーゾーンではあるので、改造は自己責任で。

視点が高いSUVとかトラックが後ろについたときは死を覚悟しときましょう。

 

もう一つ。

そこそこ大きな穴を開けたけど、強度的にはどうなのか?

 

やってから補強とかして考えよう、と思って穴を開けましたが、

以外にもそこまで強度は落ちませんでした。

しばらくは様子見か。


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グッとレーサー感が増しました。

いい加減どこか遠くにでも行こう。

 

タイヤの皮むきもパッドの慣らしもろくにせず20kmぐらいしか乗ってない盆栽と化しているので………。