って言うらしいですよ。
シミュラクラ現象(シミュラクラげんしょう、英: Simulacra)とは、人間(ヒト)の目には3つの点が集まった図形を人の顔と見るようにプログラムされているという脳の働き。-wikipediaより
まあマフラーでシミュラクラしたくないですよね。
ゴリラ修復日記 第3話です。
最近ブログを書いているiPhoneの予測変換の1番目に出てくるのが「🦍」から「ゴリラ」に変わったので安堵の息をついている昨今。
冒頭のマフラーの通り、各部品は色々限界が来ていました。
前回バラバラにしてみて買った部品は、
・前後ブレーキシュー
・タンクキャップ
・タイヤ&チューブ
・マフラー
・エアフィルター
・ステップラバー
・キャブレター関係ガスケット
です。現時点合計15000円ぐらい。
一部消耗品関係は置いといて、特に気になった部品について。
まずブレーキシュー。
前回50000kmほど走ったカブを治したときはこんな事はありませんでしたが、今回の🦍は10000km。たぶん35年間シュー交換は無しでしょう。もはや論外ですね。前後共に交換です。クランクも油切れ。
ドラム側を研磨してたら白い粉が出てきました。アルミの白サビならいいけど、これはアスベストなのでは…35年前と考えると。
タンク洗浄をした際に、キャップ側からのガソリン漏れが発生していることに気づきました。
シールはボロボロ。そもそもキャップ自体もかなり限界が来てるのでキャップごと交換です。
バイクのタンクキャップ交換となるとめんどくさいです。キーがありますからね。
まあ80年代のバイクには鍵なんてありません。
すなわちこのゴリラも鍵は無しなので交換は3秒で完了。ガソリン泥棒しないでネ。
シミュラクラさん。表側はカバーがついていて隠れていたのですが、フランジ周辺はかなりヤバいことになってます。
さすがに修復不可。新品(中華製互換品)と交換です。
というかこれを直す手間よりも中華製を買った方が楽(4000円ぐらい)だしカッコいいです。
まさかこんな部品を変えるとは。
ハンドルには転倒跡が見られないので別の要因ではあると思うんですが、左のステップラバーのみ何故かボロボロでした。
前オーナーは知ってる人ではあるんですが、鍵のキーホルダーにはバイク屋さんの名前が。
調べてみると岩手県陸前高田市の自転車屋の名前が出てきました。
陸前高田市は海沿いの町。しかもローカルな自転車屋さんってことはこのバイクは海で育った子なのか…?
バイクのスタンドが傾く側…左側のサビと各部品の劣化がひどいです。
あとの部品は気合で直して使います。
リアサスペンションはボロいから換えたいんですが、amazonで中華製のサスを見ていると入荷未定の状態。
カスタムしまくるのではなく純正の雰囲気を重視したいのですが、純正風の280mmサスペンションを探していてもなかなか理想のものが見つからず…。
またいい感じのやつが出てきたときに買います。
ハブ、ホイールのオリジナルの塗装も大惨事。
ペイント剥がし液で塗装を溶かして、グラインダーで研磨して、
プライマー処理して純正と同等の金色?黄土色?に塗装。
あれだな。これだけだとネコ車のタイヤだな。
安っぽいけど新品みたいにはなった。
初めて合わせホイールを組みましたが、組むときにチューブを挟んでないか不安でしかないですね。
あとトルクも気になるのでわざわざトルクレンチ用の14mmのソケットを買ってきて均等に締めました。
どんなに頑張っても合わせホイールの時点で精度なんて出ないけど、まあ気分だけ。こちとら命かかってますからな。
本当はこの日にここまで組むつもりはなかったんですが、明日はお隣さんの家が外装工事をやるらしい。
で、家の洗浄とクリア塗装をするらしい。
なので車とバイクを避難させられる状態にするためにとりあえずは転がせる形にしました。
もちろんベアリング関係も徹底的に洗浄と注油。
アクスルシャフトも軽く磨いたしブレーキの稼働部・ワイヤー稼働部の注油もバッチリ。
バイクの形に戻ってくるといよいよだな、という実感が湧きますね。
ミラーもナンバーも着いていつでも走り出せそうな見た目をしています。
まあこの状態で走るとマフラー無しなので腹下直管ですが。
残りはエンジン周りです。