備忘録④

日々の趣味の備忘録。

ど素人が自動車のタイヤを手組みした話。

 

究極の貧乏人にしか思いつかない発想。

 

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その通り。僕は貧乏人。

転がし用のタイヤなんて、聞いたことも無いような激安中華タイヤを履いちゃう。

ならば組み付け工賃すら惜しい。

だから気合の手組みをします。

 

 

 

こんな発想に至った経緯と言いますと…。

 

友人に、格安で鉄ちんマルチホイールを譲ってもらいました。

 

今回はホイール単体の状態。

タイヤをつけるだけ。

 

ホイールは13×5.00b、タイヤは155/65/r13。

原付やレーシングカートのタイヤは手組みが普通。

…普通車サイズは無理にしても、軽自動車(軽トラ)ぐらいならいけるのでは?

という容易な考え。

 

 

兎にも角にも。

整備に関してはズブの素人で、友達も少ないから、

ネットの情報を鵜呑みにしながらタイヤ手組みに初挑戦した感想を書いていきます。

 

いつも通り手順についてはざっくりとしか書きません。あくまで感想メイン。

やり方の解説なら文章で書くよりも、動画のがわかりやすいし。

 

 

 

 

先ず、自動車のタイヤ手組みをする上で気になることといえば、

 

・ホイールにガリキズがつきまくるのでは?

・体力的にかなりしんどいのでは?

・手慣れてる人はスイスイとやってるけど、実際どれだけの時間がかかるのか?

・結局、上記を踏まえた上で手組みをする価値はあるのか?

 

てとこだと思います。

 

この上記の疑問を踏まえたうえで、実際に手組みをしてみた結論としては…。

 

傷は仕方ない。

慣れれば時間も体力も要らない作業だけど、かなり大変だし初めてやるなら半日以上は掛かる覚悟をする。

というか何がなんでも手組みしてやるって気持ちでやる。

それが無理なら諦めるべき。

 

やってみてわかりますが、いくらタイヤチェンジャーを使ってるとはいえ4本4000円ぐらいでやってくれるのってすごいなぁ、と思うようになりました。。。

 

 

 

そんなに手組みがしたい人のために、ぼくの経験談…というかやり方を書いていきます。

 

 

 

必要なもの

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・タイヤレバー2本

・ゴムハンマー(でかいやつ)

ビードクリーム(無ければCRCでも)

ビードブレーカー

・マット(ダンボールでも)

 

幸い、レーシングカート用のビードブレーカーがあるのでそいつを無理やり使います。

これでバイクのタイヤもビード落とせたし、行けるやろ。と思って使用するわけですが…

 

 

 

ビードを落とす

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このビードブレーカー、レーシングカート用なんですよ。(大事なことなので二度

となると、5〜6インチぐらいのサイズに向けて作ってるわけで。

軽トラは13インチ。

明らかにR形状が合ってません。

なので、一発では落とせず何回も少しずつビードを落としました。

 

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少しずつ押していって、最後は手で落とすイメージ。

 

 

 

タイヤを剥がす

 

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ここでタイヤレバーの出番です。

まずは膝で片方のタイヤを踏みます。

こうすることで、ホイールの凹んでる部分にタイヤのビード部を差し込む。

で、それで反対側…レバーを入れる側に隙間を作り、

タイヤレバーを突っ込みます。

 

当然、ホイールは傷つきますが仕方ありません。

思いっきりビードを引っ張り出して、

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もう一本のタイヤレバーで、周りも引っ張り出します。

 

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2/5ぐらい剥がれたら手でさらに引っ張り出します。

これで片面を剥がして、もう片面です。

 

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同じ要領で、今度はホイールの顔の方(って言うのか?)からタイヤレバーを突っ込みます。

 

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レバーが倒れる限界まで倒して、倒した状態をキープするために太ももでレバーを押さえます。

ここでゴムハンマーでタイヤを叩きまくります。

 

あと、当然ですがビードには潤滑剤を塗りましょう。(今更)

 

 

 

正直タイヤ交換でいちばんしんどい作業はこれです。

主にビード側を叩くようにしましょう。

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ある程度剥がれてきてレバーを押さえる必要がなくなれば、足でホイールを踏みつけながらさらにタイヤを剥がします。

 

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外したホイールはちゃんと拭きます。

コンタミ要因のエア漏れとか嫌だしね。

 

 

タイヤをつける

 

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こうして…

 

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こうじゃ!

 

若干斜めにした状態からタイヤを入れます。

勢いをつけてタイヤを押し込むと半分以上は入るので、気合で突っ込みましょう。

 

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入りきらない分は手で押し込みます。

これで片面を入れました。

 

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あとは半分だけ、タイヤレバーを入れてビードを入れます。

 

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タイヤに乗って、両足と全体重をかけてタイヤを入れ込み、

最後にコンプレッサーでエアを入れてビードをあげます。

 

以上!

 

 

 

 

これを4本分やったわけですが、

尋常じゃないほど腕が痛いです。体力はかなり持ってかれます。

普段しない体勢とか変な筋肉使うしなぁ〜。

 

 

 

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忘れてましたがバルブと軽点は合わせましょう。

 

 

 

 

組み付けてからバランスをとらず、2000km(高速道路100km含む)走りました。

案外ハンドルにバランス、リム曲りが要因であろう振動は来ませんし、エア漏れもありません。

といっても90km/hが限界のミゼット2だから…ってのもあると思いますが。

 

今回、国産タイヤをつけたからバランスを取らなくてもよかった…ってのもあると思います。

国産タイヤに信頼を置く根拠はありませんが。

中華タイヤの場合はどうなんでしょうね。

 

 

 

なので、僕のタイヤ手組みに対する考えは、

  • 国産タイヤをタダで手組みする
  • 中華タイヤをバランス等込みで組んでもらう

 

このどっちかがいいと思います。

中華タイヤはタイヤ単体で40〜50gのアンバランスとかザラですもんね。

 

両方ともタイヤ代、工賃を考えればトントンな値段なはず。

僕の場合は国産タイヤを履きたい、って理由だけで手組みしましたが…。

 

 

 

なお、これでトラブルがあってもこのブログは一切保証しません(笑)。

自己責任でお願いします。。