はい完成しました!
といっても過言ではないのでは?
もちろん完成ではありません。
98%ぐらい完成してますけど。
前回走り出してこその問題が発生したため、そんな箇所の調整とか部品交換です。
なによりもまずは、どうしようもないほど汚いシートを交換します。
新品シート。安心の中華製激安シート。Amazonで2000円也。アイヤー。
ボロボロになったシート。あり得ない場所にフレームが来てます。
対して中華シートは樹脂製。
ボロいシートもラッドロッドらしくてイイ感じなのでは?と思ったものの、開閉するたびにものすごい量のウレタンと錆クズが出てくるので、流石に交換です。
ボルト2本で速攻で交換。けど綺麗すぎるからエイジング加工とかやろうかな。やり方知らないですけど。
また、クラッチ調整もしてみます。交換よりもとりあえずね。
カブのクラッチ調整は超簡単。ロックナットを緩めて調整用のネジを規定量回すだけ。ものの2〜3分あれば完了します。詳しくは他の人のブログ参照。
あとはバッテリー交換。
これも書くまでもないほど簡単な作業ですが…。
JA44カブも所持してるんですが、コイツのバッテリーはサイドカバーの中にはなくシートの下に埋め込まれており、交換はめんどくさいので、今回のHA02でサイドカバー内にバッテリーがあると、
「おお!これこれ!」
ってなるわけですナ。
以上が仕事終わりにやる気が起きてやった事。で、その仕事終わりの夜に、ブレーキは死んだままなので500m圏内のコンビニでちょっと買い物しに行ってみました。
クラッチは調整してマシにはなったものの、若干の滑りがあります。
まあギリギリ問題ないレベルだからしばらかはこれで。
これ以上は週末のお楽しみに。
そしてやっと週末が訪れました。
さっそくタイヤホイールを外して…
ブレーキシュー交換から。
カブ乗りには定番のデイトナのブレーキシューです。
HA02とはいえ、1986年製。古いカブはドラム径がφ110なので購入時には注意要。
そんなことよりも意外とシューが減っていません。
焼きつきは見られますがまあこんなもんじゃないでしょうか。
せっかく買ったので交換です。
スピードセンサーから出てきたシャーシグリス。硬化しててカボチャみたいになってます。
なぜかこんなにコテコテにグリス塗ってるのに、
カムとシャフトにはグリスが塗られた痕跡なし。
うーん。ブレーキが若干戻りが悪かったのはこれが原因なのでは?
しっかり注油して元に戻します。
そして組み込み…の前に、ついでにタイヤ交換もします。
山はまだまだあるものの、ヒビだらけだし硬化しまくりだし。なによりタイヤのせいでバイブレーションが出てそうだし。
しかし意外にもチューブだけは綺麗でした。屋外放置となると白化していると思ってたんですが。
ホイールも磨きます。外側も見た目的には大事ですが、リムの内側も大変なことになってたので、ある程度はワイヤーブラシでシバき倒します。もちろんリムバンドも交換。
自転車と同じ要領で気合の手組み。今この瞬間なら自転車のタイヤなんて5秒で組めるぜ。
タイヤはマニアこそ知るヨコハマ製タイヤ。
日本での製造はとっくの昔に終わってますが、ベトナムではまだまだ現役です。
リアは一度交換されていた?アフター品の純正シューが入っていました。リアの効きは問題なかったので、カムとシャフトに注油して終了。
タイヤ、チューブ、リムテープ、シューの交換を終わらせて、あとは駆動系のリフレッシュ。
ひー気色悪い。チェーンカバー内は大変なことに。こういうバイクを治してる時に思うんですが、どうして虫は油が好きなんでしょうか?
チェーンを外して洗った灯油は砂と油だらけ、廃エンジンオイルのようになっています。
鉄製スプロケはやはり強い。尖りも見られずまだまだ使えます。
チェーンに注油してカバーを装着して…。
合計およそ20時間ほどかけて、修理完了!
あとはヘルメットを被り、ドライバーを持ってちょっと走って…。
真っ直ぐな道でキャブのニードル調整をして…。
レストア完了です!
貰ってきた頃と比べると雲泥の差です。
横型エンジンなのでエンジン関係は何もせず。
若干クラッチが滑ってますが、街乗りなら問題ないでしょう。
乗ってみた感想としては、
タイヤを変えると断然乗り心地は良くなりました。
また、ブレーキも普通に効くように。
なので全く問題なし。
直してる上で、細かいネジなどもメッキ処理されていたり、メンテ性の面ではとても考えて作られていることがわかり、直してるときはとても楽しくイジれました。これがエンジン関係の問題とかが出てくると面倒なんだろうなぁ。
あとセンスタ付きのバイクは色々と楽ちん。
これからコイツでどこに行こうか。夢は広がりんぐです。