備忘録④

日々の趣味の備忘録。

カブが生えてきたから育てる話。3話 〜収穫祭間近〜

はい完成しました!

 

f:id:racing_tak:20191118121702j:image

 

といっても過言ではないのでは?

 

 

 

 

 

もちろん完成ではありません。

98%ぐらい完成してますけど。

 

前回走り出してこその問題が発生したため、そんな箇所の調整とか部品交換です。

 

 

 

なによりもまずは、どうしようもないほど汚いシートを交換します。

 

f:id:racing_tak:20191115073945j:image

 

新品シート。安心の中華製激安シート。Amazonで2000円也。アイヤー。

 

f:id:racing_tak:20191115170737j:image

 

ボロボロになったシート。あり得ない場所にフレームが来てます。

対して中華シートは樹脂製。

ボロいシートもラッドロッドらしくてイイ感じなのでは?と思ったものの、開閉するたびにものすごい量のウレタンと錆クズが出てくるので、流石に交換です。

ボルト2本で速攻で交換。けど綺麗すぎるからエイジング加工とかやろうかな。やり方知らないですけど。

 

 

 

また、クラッチ調整もしてみます。交換よりもとりあえずね。

 

カブのクラッチ調整は超簡単。ロックナットを緩めて調整用のネジを規定量回すだけ。ものの2〜3分あれば完了します。詳しくは他の人のブログ参照。

 

あとはバッテリー交換。

これも書くまでもないほど簡単な作業ですが…。

 

JA44カブも所持してるんですが、コイツのバッテリーはサイドカバーの中にはなくシートの下に埋め込まれており、交換はめんどくさいので、今回のHA02でサイドカバー内にバッテリーがあると、

「おお!これこれ!」

ってなるわけですナ。

 

以上が仕事終わりにやる気が起きてやった事。で、その仕事終わりの夜に、ブレーキは死んだままなので500m圏内のコンビニでちょっと買い物しに行ってみました。

 

f:id:racing_tak:20191116170442p:image

 

クラッチは調整してマシにはなったものの、若干の滑りがあります。

まあギリギリ問題ないレベルだからしばらかはこれで。

 

これ以上は週末のお楽しみに。

 

 

 

 

 

そしてやっと週末が訪れました。

 

f:id:racing_tak:20191120003216j:image

 

さっそくタイヤホイールを外して…

ブレーキシュー交換から。

 

カブ乗りには定番のデイトナのブレーキシューです。

 

f:id:racing_tak:20191120003251j:image

 

HA02とはいえ、1986年製。古いカブはドラム径がφ110なので購入時には注意要。

そんなことよりも意外とシューが減っていません。

 

f:id:racing_tak:20191120003410j:image

 

焼きつきは見られますがまあこんなもんじゃないでしょうか。

せっかく買ったので交換です。

 

f:id:racing_tak:20191120003528j:image

 

スピードセンサーから出てきたシャーシグリス。硬化しててカボチャみたいになってます。

なぜかこんなにコテコテにグリス塗ってるのに、

 

f:id:racing_tak:20191120003638j:image

 

カムとシャフトにはグリスが塗られた痕跡なし。

うーん。ブレーキが若干戻りが悪かったのはこれが原因なのでは?

 

しっかり注油して元に戻します。

 

そして組み込み…の前に、ついでにタイヤ交換もします。

 

f:id:racing_tak:20191120003756j:image

 

山はまだまだあるものの、ヒビだらけだし硬化しまくりだし。なによりタイヤのせいでバイブレーションが出てそうだし。

しかし意外にもチューブだけは綺麗でした。屋外放置となると白化していると思ってたんですが。

 

f:id:racing_tak:20191120003905j:imagef:id:racing_tak:20191120004000j:image

 

ホイールも磨きます。外側も見た目的には大事ですが、リムの内側も大変なことになってたので、ある程度はワイヤーブラシでシバき倒します。もちろんリムバンドも交換。

 

f:id:racing_tak:20191120004032j:image

 

自転車と同じ要領で気合の手組み。今この瞬間なら自転車のタイヤなんて5秒で組めるぜ。

 

タイヤはマニアこそ知るヨコハマ製タイヤ。

日本での製造はとっくの昔に終わってますが、ベトナムではまだまだ現役です。

 

f:id:racing_tak:20191120004600j:image

 

リアは一度交換されていた?アフター品の純正シューが入っていました。リアの効きは問題なかったので、カムとシャフトに注油して終了。

 

タイヤ、チューブ、リムテープ、シューの交換を終わらせて、あとは駆動系のリフレッシュ。

 

f:id:racing_tak:20191120004250j:image

 

ひー気色悪い。チェーンカバー内は大変なことに。こういうバイクを治してる時に思うんですが、どうして虫は油が好きなんでしょうか?

 

f:id:racing_tak:20191120004242j:image

 

チェーンを外して洗った灯油は砂と油だらけ、廃エンジンオイルのようになっています。

 

f:id:racing_tak:20191120004449j:image

 

鉄製スプロケはやはり強い。尖りも見られずまだまだ使えます。

 

f:id:racing_tak:20191120004546j:image

 

チェーンに注油してカバーを装着して…。

 

f:id:racing_tak:20191120030634j:image

 

合計およそ20時間ほどかけて、修理完了!

あとはヘルメットを被り、ドライバーを持ってちょっと走って…。

 

f:id:racing_tak:20191120030817j:image

 

真っ直ぐな道でキャブのニードル調整をして…。

レストア完了です!

 

 

 

 

 

f:id:racing_tak:20191120030950j:image
f:id:racing_tak:20191120030947j:image

 

貰ってきた頃と比べると雲泥の差です。

横型エンジンなのでエンジン関係は何もせず。

若干クラッチが滑ってますが、街乗りなら問題ないでしょう。

 

乗ってみた感想としては、

タイヤを変えると断然乗り心地は良くなりました。

また、ブレーキも普通に効くように。

なので全く問題なし。

 

直してる上で、細かいネジなどもメッキ処理されていたり、メンテ性の面ではとても考えて作られていることがわかり、直してるときはとても楽しくイジれました。これがエンジン関係の問題とかが出てくると面倒なんだろうなぁ。

あとセンスタ付きのバイクは色々と楽ちん。

 

これからコイツでどこに行こうか。夢は広がりんぐです。