うんとこしょ、どっこいしょ。
それでもカブは動きません。
小さい頃によくお世話になったお姉さん(Mさん)がいます。
家から歩いて3分もかからないお宅。
そのMさんのお爺ちゃんがカブ乗りでした。
ただ、ある時に乗れなくなってしまい、その息子さん…つまりMさんのお父さんがそのカブをもらったものの、治す機会がなく数年間放置されている状態のカブ。
そして、最近廃品回収に出す事に決めたそう…ですが、その話を聞いた図々しい僕は、「捨てるなら欲しい!」と、お願いしたところ快諾して頂きました。
Mさんの夫婦からは、「是非、治して動いてるところを見せてね!」と強いお言葉を頂いたので、ゆっくりとしっかりカブをレストアしていくことにします。
もともとカブが大好きなので、モチベーションは高いです。
ということで。
カブを譲り受けて頂きました。
譲ってもらったからには、しっかりと治してブイブイと言わせたいものです。
そんなレストア日記?がスタートです。
まずは現状把握。
HA02 90ccデラックス。1986年式。まさかの昭和生まれ。
改めて見ると、とてもボロい外装です。
蜘蛛の巣だらけ、レッグシールドは苔だらけ。
譲って頂く際に、元オーナーのMさん夫婦からすら「こんなゴミでいいの!?」と言われるレベル。
…まずは洗車ですね。
レッグシールドを外したら蜘蛛の死骸とか出てくるんだろうなぁ…。
あとタイヤがパンクしてます。
ヘッド周辺にオイルにじみが見られます。
まあこの年式なら仕方ないか…。
シートは当然交換でしょう。
革の張り替えではなんともならん具合にフレームが腐ってます。開閉する度に無限に錆の粉が出てくる。
タンク内も錆びてるんだろうなぁ…。空だし。
あとタンクのボルトの腐食がかなり激しいです。
おそらくこの子は青空駐車で数十年間過ごしてきたんでしょうね…。
走行距離は5万キロ。カブならまだまだ現役です。
雑なタッチアップ跡が見られます。
オイル、チェーンは全然生きてます。
恐る恐る、プラグを抜いてキックすると普通にキックも降りました。
ということは1〜2年ぐらい前までは乗ってたのかな…?
当然ですが、転倒痕あり。やりたい放題できる。
といったところでしょうか。
ブレーキは固着、ホイールベアリング・スイングアームのガタは問題無し。
あと最大の問題点としては、鍵と書類を紛失している事です。
現状を纏めると、
・エンジン・駆動系は大丈夫そう。いちおう油脂類交換。
・タイヤ交換要
・キー復元要
・ブレーキは走れば治るような…?一応確認要
といったところでしょうか。
予算は2〜3万円前後で動くかなぁといったところ。
キーがないのがやはり致命的な欠陥。
エンジンをかけてないので、キャブの調子は不明。タンク内の様子も不明ですが、サビ取りをするに越したことはないでしょう。
タイヤはどうしよう。ブロックタイヤかスリックタイヤか。
外装はこのままでもいいけど、どこまで治そうか。
そんな妄想を頭の中で広げてる日々です。
まずは洗車してキー復元ですね。