備忘録④

日々の趣味の備忘録。

カブが生えてきたから育てる話。1話 〜カブが生えてきた〜

うんとこしょ、どっこいしょ。

 

それでもカブは動きません。

 

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小さい頃によくお世話になったお姉さん(Mさん)がいます。

家から歩いて3分もかからないお宅。

 

そのMさんのお爺ちゃんがカブ乗りでした。

ただ、ある時に乗れなくなってしまい、その息子さん…つまりMさんのお父さんがそのカブをもらったものの、治す機会がなく数年間放置されている状態のカブ。

 

そして、最近廃品回収に出す事に決めたそう…ですが、その話を聞いた図々しい僕は、「捨てるなら欲しい!」と、お願いしたところ快諾して頂きました。

 

Mさんの夫婦からは、「是非、治して動いてるところを見せてね!」と強いお言葉を頂いたので、ゆっくりとしっかりカブをレストアしていくことにします。

 

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もともとカブが大好きなので、モチベーションは高いです。

 

 

 

ということで。

 

カブを譲り受けて頂きました。

譲ってもらったからには、しっかりと治してブイブイと言わせたいものです。

そんなレストア日記?がスタートです。

 

 

 

 

まずは現状把握。

 

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HA02 90ccデラックス。1986年式。まさかの昭和生まれ。

 

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改めて見ると、とてもボロい外装です。

蜘蛛の巣だらけ、レッグシールドは苔だらけ。

譲って頂く際に、元オーナーのMさん夫婦からすら「こんなゴミでいいの!?」と言われるレベル。

 

…まずは洗車ですね。

レッグシールドを外したら蜘蛛の死骸とか出てくるんだろうなぁ…。

あとタイヤがパンクしてます。

 

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ヘッド周辺にオイルにじみが見られます。

まあこの年式なら仕方ないか…。

 

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シートは当然交換でしょう。

革の張り替えではなんともならん具合にフレームが腐ってます。開閉する度に無限に錆の粉が出てくる。

タンク内も錆びてるんだろうなぁ…。空だし。

あとタンクのボルトの腐食がかなり激しいです。

おそらくこの子は青空駐車で数十年間過ごしてきたんでしょうね…。

 

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走行距離は5万キロ。カブならまだまだ現役です。

雑なタッチアップ跡が見られます。

 

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オイル、チェーンは全然生きてます。

恐る恐る、プラグを抜いてキックすると普通にキックも降りました。

ということは1〜2年ぐらい前までは乗ってたのかな…?

 

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当然ですが、転倒痕あり。やりたい放題できる。

 

 

 

 

 

といったところでしょうか。

ブレーキは固着、ホイールベアリング・スイングアームのガタは問題無し。

あと最大の問題点としては、鍵と書類を紛失している事です。

 

現状を纏めると、

・エンジン・駆動系は大丈夫そう。いちおう油脂類交換。

・タイヤ交換要

・キー復元要

・ブレーキは走れば治るような…?一応確認要

 

といったところでしょうか。

 

予算は2〜3万円前後で動くかなぁといったところ。

キーがないのがやはり致命的な欠陥。

エンジンをかけてないので、キャブの調子は不明。タンク内の様子も不明ですが、サビ取りをするに越したことはないでしょう。

タイヤはどうしよう。ブロックタイヤかスリックタイヤか。

外装はこのままでもいいけど、どこまで治そうか。

 

そんな妄想を頭の中で広げてる日々です。

 

まずは洗車してキー復元ですね。