今回はレビューというよりも個人的な話中心。
去年の夏に、横型エンジンをカートにぶち込んで遊び倒しました。
さらに、この先カート遊びを続けるために極上車のシャーシを購入。
経済的な余裕もできてきて、いろんな乗り物を所有して、弄って、壊して、治して。
ひとしきり、実は乗り物弄りが落ち着いてしまっていたのです。
今の乗り物たちには、適度に笑えるレベルの壊れ方どれかしないかな〜とか思ったり。
全部ある程度理想の形に仕上がってるし。
満たされすぎた心は、人を退屈にさせるのです。
しかし、いよいよ30代が見えてきた僕にとって、色々将来のことを考えたりするわけで。
恋愛などに目をくれず、ひたすらに乗り物遊びに明け暮れ、欲しいアニメグッズやミニカーは欲望のままに買い漁った20代。
実はこっそり色々と断捨離してたりしてます。ミニカーとか、フィギュアとか、原付とか。
そんな中ふと思うわけです。
いや、オイラの人生こんなつまんねぇもんじゃねぇ、と。
さまざまな将来のプランを考慮して、やはり心を満たすのは、
弄りがいがあって、乗って適度に快適かつ楽しくて、丈夫な乗り物。
その心を満たしていたのはカブでした。
丈夫さは右に出るものはいません。
旅の途中の快適さ、積載力も最強です。
でも、それでいいのか?
よくない。
そんな刺激を満たすために中華モンキーをシバいたりしました。
もちろん楽しいんですが、あまりにも刺激的すぎて
安心して旅に連れてってくれるか?
という信頼を置くには、かなり不安が残ります。
50kmも走ればどこかしらのボルトかナットが緩んでいる。
しかも、モンキー系はプレミア化している中で何故かアフターパーツもプレミア化してる。
盆栽としては最高。でも与えてくれる刺激はすこし違う。
もっとこう…気軽にシバけて、いじる楽しさ無限大のおもちゃといえば…………
グロムなのです。
3型の5速は魅力。パッケージングもバーゲンプライスも魅力的です。
しかし、求めるのは乗って弄ってシバくマシン。そんなピカピカの新車はちょっと勿体ない。
1型は出てからだいぶ経ってるからボロい個体が多い。
その中間の2型を狙っていました。
要は、適度にキレイで適度にシバけるお手頃な個体を探して、出会ったのがディーラーでメンテしてもらってて、かつ言い方はクサいですがアマリングありまくり、ステップが1ミリも削れた跡がないフルノーマル、走行距離は11000kmの個体を信頼できる仕入先から格安で購入。
このガンダムっぽい見た目も、出た頃はなんじゃこりゃと思っていましたが、今となっては独特の愛嬌があって、R2-D2みたいに可愛く見えてきました。
部品は、発売から10年も経てばグロムのキャラクターも確立されて、あらゆる部品が市場に出回ってます。
もちろん中古パーツもね。
今となってはモンキー系の部品より豊富かも。
なにより、タイ・中国とかのアジアのアフター市場の盛り上がりかたがすごい。
モンキーがプレミア化してるのはそういう事情もあるんでしょうね…。
やっぱり、ある程度市場が確立されたものはいろんな選択肢があって最高に楽しい。
数年前にゴリラを買ってレストアしてたときのようなときめきを感じています。
最初に言っておくと、フルノーマルのグロムには不満しかないです。
ステップは低い。ハンドルは高い。シートはエグレてる形のせいでいまいち自由なポジションがとれない。エンジンは非力。ギア比もレンジ広すぎる。サスは前後ともフニャフニャ。クソデカリアフェンダー。
つまり、イジるところだらけ。パーツも選択肢たくさん。いつまでもどんなパーツをつけるか悩めるわけです。
とはいっても、ライダーの力量はその良し悪しを語るほどの力量がないのが事実。
まずは、しばらく純正状態でお散歩ツーリングしていろいろ考えます。
コンセプトとしては、公道8割、サーキット2割ぐらいで、快適じゃなくてもいいけど安心して旅に出れて楽しく乗れるバイク。
カブに関しては快適さに重きを置いてイジってきたので、その反対のマシンを目指したい。
ちなみにカブのことが嫌いになったわけではありませんよ。変わらず快適な旅もしたいし、カブでサーキットも走ってるのでカブの良さと楽しさを味わった上でのグロムへの不倫です。
モンキー系だって可愛くて気軽に乗れて弄る楽しさ無限大です。キャブとポイント点火は癒やし。
みんないい子なバイクです。あくまで個人的な意見でグダグダ言ってるだけなので、不快な思いをしたなら悪しからず。
さて。自己陶酔は終わり。
次回からは乗って弄って悩んでを記していこうと思いますよ。