備忘録④

日々の趣味の備忘録。

VZシャーシのシェイクダウン。

ネオVQS?知らない子ですね…。

 

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本日、3月28日発売となったミニ四駆、「ネオVQS」を組み立てました。

 

このマシンの魅力は、やはりVZシャーシでしょう。

 

また、もともとバンキッシュも好きな車種。

新時代のミニ四駆業界。ミニ四駆REVが発足してから、ARのエアロ「アバンテ」をさらに凌駕する存在として、新たなシャーシでのネオ「バンキッシュ」という立ち位置はとても熱いですね。

 

今回はたぶんVZシャーシ目当てになってしまいそうなので、大半はVZシャーシについて記します。

 

 

 

・何故か日本製

 

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昨今のミニ四駆は、海外限定品にも限らず殆どがフィリピン・タイ製です。

そんな最中、ネオVQSは何故か日本製となっています。

これが何かを意味するのかは不明ですが、もしかしたら現在の世間一般のパンデミックの影響かもしれません。

となると、以降のロットは日本製でない可能性もあります。

今回の初期ロットは、今後どのような扱いになるのか…なんとも言えないところですね。

 

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こちらはヤリスWRC。メイドインフィリピン。

 

 

 

 

・組んでみても(いい意味で)普通。

 

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新型シャーシを組むときは説明書が必須です。

しかし、今回のネオVQSに関しては結局説明書も見ずに、ちゃっちゃと改造してしまいました。

それぐらい過去のシャーシと同じような構造。

 

強いて言うならネオVQSのボディを作る時にシールの貼り方を見たぐらい…?

 

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ボディについてですが…。

いいですね〜。タミヤのRC jr.モデルのエアロリメイク品(サンダーショット、アバンテ、アスチュート等)に見られるバージボードの追加、凝ったウィング形状。

ウィング形状については、現代のオフロードバギーRCの形状に段付き形状を追加したような。

チームあざらしのウィングにありそうな形。

 

そして組んでみて驚いたのは駆動系の精度の良さ。

まずモーターの電源を入れてみると、何も特別な組み方してないのにARシャーシ並みの静かさ。

なのにシャーシはVSよりも柔らかい。

 

即ち、今JC入賞者の基本であるMSフレキのような柔らかくてきちんと駆動するマシンを簡単に作れるというわけです。

 

これは…速いぞ。たぶん。

 

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VZシャーシの体重測定。フロントバンパーはねじ止め無しで被せてあるだけです。52g。

 

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こちらはVSシャーシ。50g。

 

バンパーが幅広、分割式であることを考慮すればVSとほぼ同じ重量ですね。

 

 

 

 

・いきなり!テスト

 

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早速他のシャーシから移植したローラーセットをつけて、パワーダッシュに載せ替えてテストです。

 

…の前に、今回組んだコンセプトについて。

今回折角軽くてちゃんと走れそうなシャーシなので、今時のトレンドに反抗して徹底的に軽いマシンに仕上げました。

 

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現在手持ちの最速マシン、MAリジッド。

マスダン8個で逆提灯、MA。アホほど重たいですが、抜群に速いんです。

 

ただ。実車が好きな人間としては、やはり軽い車がいいんです。軽くシャーーーっとコーナーを駆ける姿がいいんです。ロマンです。

 

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ロマンの塊。当然バンパーレス、マスダンも無し。

 

あとはテストコースについて。

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普通の立体3レーン。ウェーブ後のスロープが鬼門。

 

 

 

自身の手持ちで、速い車BEST3のマシンを持ち込み、比較してみました。

 

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MA、AR、FM-A、VZ。

30分程度走らせてみましたが、VZの実力は…。

速い区間は違うものの、普通にトップタイムを叩き出すMAの+0.15秒のタイムで走ることができました。

 

やはりMAが強すぎる…という結論と言ってしまえばそうなんですが、

軽くて同じタイムが出せるっていうことは、電池の消費量に影響されにくいってこと。

重いマシンは電池の状態によってかなり走りが変わってしまいます。たとえばスロープを上りきらなかったり…。

 

そのぶん、軽いマシンで速く作れるってことは、安定したセッティング管理ができ、最悪はマスダンパーをつけたり…と、セッティングの幅がより広がるわけです。

そういう意味での拡張性から言えば、VZシャーシは過去の片軸シャーシよりもかなりセッティングしやすいシャーシだと思います。

 

また、柔らかいシャーシのおかげでノーマスダンでも着地はかなり安定しています。

 

VZシャーシは、

 

片軸シャーシの進化系統にある、セッティングの意味でも過去最高に柔軟なシャーシ

 

と言えるでしょう!