そんな好きな要素を全てブチ込んだ、オジさんのお子様ランチのようなキット。
2020年の東京オートサロンの横浜タイヤブースで突如発表された、「ADVAN シャドウシャーク リミテッド」。
実在するレーシングカーのカラーリングに憧れて、ミニ四駆でそのレプリカを製作する方は昔からよく見かけます。
ボディ形状も変えちゃう人もいたり。
2013年。そんなミニ四駆業界で新マシンの発表に衝撃が走ります。
そのマシンの名前は「シャドウシャーク」。
見たまんま、現在では各カテゴリーのフォーミュラカーの定番となった2010年〜のF1の、フロントウィングが大きくてリアウィングが小さいフォーミュラカーのミニ四駆です。
それ以前の「フォーミュラカーっぽいミニ四駆」って言うと「キーンホーク」がそれっぽい形でしたが、ミニ四駆REV登場後は実在するレーシングカーをベースとした、より「らしい」形のミニ四駆デザインのマシンが多数発売されました。
そんなシャドウシャークをさらに実在するフォーミュラカー…スーパーフォーミュラ SF19のプロモーションマシンであるアドバンカラーの仕様のミニ四駆がこいつな訳です。
蘊蓄を垂れるよりも、とにかくこのカッコ良さを見たほうが早い。
モータースポーツとミニ四駆大好き少年の心を揺さぶられるデザインです。
内容の詳細については後ほど触れますが、キット内容も何一つ安っぽさが見えない、妥協なしのキット。
ちなみに一般店舗での発売は行っておりません。
ADVANの公式通販のみでの発売です。
3月20日現在、1人1個限定の販売なうえに受注に時間がかかる…とは書いてますが、注文から2、3日で届きました。迅速な対応。転売ヤーは死あるのみ。
さて。僕は転売ヤーじゃないからバリバリ組み立てますよ。
赤Aパーツに黒シャーシ。ブラックメッキローハイトホイールに…、
シャドウシャークのボディ。成型色はライトスモーク。
あれ?黒じゃないのん?って思ったんですが………
なんと、キャノピー部をライトスモークにする為だけの成型色。他は黒で塗装とのこと。拘り方がすごい。
そして何より特筆すべきは…。
ADVAN製スーパーハードタイヤ!!!
かつて爆シードではDIREZZAがラインナップされていましたが、それの再来とも言えるでしょう。カッコいい。
特別キットで1500円、タイヤ代で500円ぐらい…って考えれば、2000円のキット価格も妥当なところでしょうか。
普通に組んでも面白くないので、見た目重視の改造をしてみました。
赤のエンドベルに拘って、ノーマルモーターからハイパーダッシュモーターに変えています。
ADVANロゴが眩しい。
シールの貼りこみでADVANカラーを再現するのはなかなか至難の技。実は何回か貼り直しをしてシールを少し破ってしまいました。上の写真に写っています。わかるかな?
スモークカラーのキャノピー。シールにはキャノピーを水色?にするステッカーも付属していますが、やはり塗装をしてキャノピーをスモークにしたほうが断然高級感が出ます。
こちらはサーキットに走りに行った時の写真。さすがにADVANのタイヤを履かせるのはすこし気が引けたので、スーパーハードタイヤに変えていますが…。
3回ほどCOし、タイヤレターが削れてしまいました。そやねん。知ってんねん。使わなくてよかった。
走ってる姿はかなりカッコいいです。黒〜赤のグラデーション。一目でADVANカラーだって思えるカラーリング。
モータースポーツファンなら垂涎もののマシン。タイヤ、ボディ、シャーシ色もこだわりのカラーリング!
2000円+送料の価値は十分にある、素晴らしいアイテムです!