令和の今、需要はない自己満足のシリーズの幕開けです。
レーシングカートの名車、TIA。
その「TIA」の意味はご存知でしょうか?
僕は知りません。知ってる人います?
Thanks In Advance?知らんけど。
10〜18歳ぐらいの年齢をターゲットとしたレーシングカート入門マシンとして、一時期は一世を風靡したWinforce-TIA。
今となっては…カデットオープンの繁栄により、TRY・TIAはすっかり衰退してしまいました。
(と、思います。少なくとも西日本では。)
となると、行き場を無くしたシャーシは激安で市場に出回るわけで。
そんなTIAを買ってしまいました。
諸事情でカウルは隠してますが…
こいつを改造してSS仕様にします。
利点としては、
・ホイールベース1040mmによる小回りの良さ
・φ40シャフトが頑丈
・部品が安い(重要)
・車体が軽いからデブな僕でも大丈夫
な点。
纏めると、
ショートコース特化のランニングコスト激安なホビー車両
が目標。でもきちんとレースで戦えるマシンにもしたい。
・制作について
人から部品をパク…借りたり、家のガラクタをかき集めて、形になりました。
フロントハブはφ17。OTKのカデットシャーシ用パーツから。
ブレーキ周りのボルトは完全固着してたので、全バラしてオーバーホール。
純正のフロントバンパーをぶった斬って、無理やりM4カウルが付くようにしたり。
サイドカウルはシャーシ側に穴をあけてM4カウルをポン付け。
M4にした理由は軽量化のためです。
僕は体重63kg。そのためSS仕様になると少し苦しい。
純正のバナナカウルは激重だし正直カッコ良くないし…。
困ったのはバッテリー。シャーシが小さい分、シャーシにマウントするタイプのMAX用バッテリーホルダーが非常に取り付けしづらい。
じゃあヤマハ純正のシートにつけるホルダーでええやん…ってなるのですが、手元にないので、MAX用を無理やり斜めにつけました。
リレーはステーを自作。
走れるようにするまでに工夫した点はまだまだいっぱい有りますが、敢えて言いません(笑)
見た目は完全にOTKシャーシ。
SS仕様の形になるまでに追加した部品というと、
・カウル
・フロントカウルのパッチン
・フロントハブ
ぐらい。
あと完全に好みですが、TIA純正の小径レザーステアリングは超重ステになるので、本チャン用のFAからパクります。
最終的に、乾燥重量76kgという超軽量マシンに仕上がりました。しかもSEC仕様。
・セッティングと破損対策
このマシンの目標は、和歌山県の「きのくにカートランド」にて行われているレース。
SL規格無し、1周28秒、ギア比9.0の超ショートコースです。
そのため、古いカートの小ささを生かして小回りの効く車にしたかったのです。
で、三重県のレインボースポーツでテスト走行、きのくにでもテスト走行をしたのちレースに出場しましたが…。
自分の実力不足もあり、惨敗…!
そのため、「勝てる」マシンメイクを行います。
ただ、今時のシャーシのセッティングが通じるかと言われるとTIAは別物です。
なので、いろいろと特殊セッティングを施していくつもりです…。
ただ、楽しくカート遊びで走る・トレーニングするだけなら十分なマシンは出来ました。
ここからが沼の始まり………。
次回へ続きます。