やだ…カッコいい…。
香港レーシングタクシーというミニ四駆をご存知でしょうか?
香港の偉高模型限定でのマシン、日本では正規輸入はしていません。
おそらく、検索してこのページに辿り着いた貴方はご存知でしょう。
しかし、いざサーキットを見渡しても、こんなミニ四駆は見たことないはず。
(そもそも実車系ボディは使い物にならんという風潮もありますが…。)
なかなか見かけない理由としては、異常な転売価格にあると思います。
香港レーシングタクシーは海外限定ミニ四駆の中でも群を抜いて値段が高いです。
もともと、本国の値段も高いっていうのもありますが…
手間量を考えたらまあ妥当な値段か、という価格ではない。
しかもシャーシは普通のFM-A。
これがヒュンダイ アバンテ TKC ver.の蛍光イエローMA付きとかだったら話は別だったのかもしれませんが…。
ではなぜ、こんな価値が微妙なものを手に入れたのかというと、静岡ホビーショーでタミヤが2000円で売ってたからです。
ただし、一人一個限定。
転売ヤー対策なんでしょうが、せめて使う用と保管用で2〜3個買いたかったなぁ…。
相場が4〜5000円の物が2000円で買えるチャンスということで、ついつい財布の紐が緩んでしまったわけで。
僕は転売ヤーじゃないから普通に組んでガンガン使いますよ!
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箱の外観
英語表記だけでなく、日本語表記もあります。
海外ミニ四駆は英語のみとか、韓国仕様はハングル文字のみだとかが普通ですが、
説明書にも、箱にも日本語が表記されています。
そして、よくみるとリアウィンドゥの「自動ドア」のステッカーは日本のステッカーのそれと同じ…。
調べてみると、香港のタクシーは日本のタクシーの払い下げが多く、下手すれば日本の会社の名前が入ったまま香港の街を走るタクシーもあるそう…。
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中身
シャーシに関してはとくに言うことはありません。
ただ、ボディパーツが今までに見たことがない構成。
そして意外とステッカーがでかい!
また、ローハイトディッシュのメッキホイールはなかなかレアかも。
鉄ちんホイールの上のカバーって確かにこんな感じだ!
先程書いた通り、中文、英語、日本語の3カ国の説明書。
さらに、今回はホビーショー商品のためか箱の一番上に明らかに梱包工程の一番最後に入れたかのように日本語の注意書きの黄色い紙が入れてありました。
箱の底には英語の同様の内容の注意書きの紙が。
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一番気になるポイント、ボディについて
やはりここからが一番気になる、ボディについて。
なんとキャビンと車体は別体構造。
これは…内臓マスダンとか内臓提灯ができないな…。
そしてボディキャッチのためか、トランクの形が少しおかしくなってます。
まあその辺はミニ四駆なのでご愛嬌。
説明書では、塗装は不要でも楽しめるぜ!って書いてあったので無塗装で組みます。
しっかりボディを観察すると、香港「レーシング」タクシーである所以が理解できます。
そしてクラウンコンフォート GT-Zを思わせるリアスポイラーまで装備。
下品ではない範囲での激しいカスタムで、とてもカッコいい。
無塗装で組んでみてこんな感じ。いいじゃん!
ちなみにシールを貼ることでボンネットダクトも再現されます。
リアビュー。
ミニ四駆のステーのためなのか、故意にバンパーカット風にしたのかはわからないけど、スパルタンな印象。
そして、ミニ四駆のボディの中ではとても大きいサイズです。
同じFM-Aであるナイトハンターと並べてこんな感じ。
中身が空洞ではないので、重さも結構あります。
ラジ四駆と並べて丁度いい感じ?
- ミニ四駆としての実用性は?
先ほどのナイトハンターが載っていたFM-Aに乗せるとこんな感じ。
フロントに関しては、ナットが隠れるスペースは無いのでフルカウル形状FRPがオススメです。
リアはかなり自由度は高いですが、19mmローラーでは高さ次第で干渉の可能性あり。
実用性としては、普通の実車ボディより少し使いづらいかもです。
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欲しい時、転売価格でも買うべき?
これは貴方の価値観次第ですが…。
転売価格での購入は僕はお勧めしません。ただ、正規の値段であれば買う価値は十二分にアリです。
はじめにも書きましたが、ボディ以外は特別すごいものは入っていません。
FM-Aも現行の型番と同一です。
しかし、この香港レーシングタクシーが発売されてから1年は経ちますが、サーキットでは見ないどころかインターネットの情報も希薄で、
その上、今回このようなホビーショー限定発売があったということは、JC会場限定発売等もありえるわけです。
買えるチャンスがあって、記録よりも記憶に残るレーサーになるならマストバイ!