ロードバイクでもオフロードは走れる!
先日中華カーボンクリンチャーを購入しましたが、それ以来鉄下駄が家に転がってます。邪魔くせぇ!
車の部品もそうですが、乗り物の部品って家に入れると超邪魔なんですよね。手放すかどうか悩む。
そうだ。鉄下駄にブロックタイヤ…オフロードタイヤを組んで、グラベルロード化をしてみよう。
ロードバイクばっかり乗ってると、オフロードが走れる自転車にも興味が湧いてくるものです。
でも、元々ロード専用フレームに組めるブロックタイヤなんてあるのか?
あるんですねこれが。
パナレーサーが2017年に出したタイヤ。グラベルキング 700×26c。
オフロードタイヤなのに700×26cという、オフロードタイヤにしては激細サイズ。
で、このサイズはロードにはピッタリ組めちゃいます。
僕のDEFYではこんな感じ。
28cだとたぶんギリギリでフレームの変形があれば一発で干渉する…かもしれません。
カーボンホイールではトップスピードの頭打ちがあったので、ついでにカセットも買いました。
11-30Tシマノカセットをカーボン、純正SRAMは鉄下駄へ。
カセットもセット済みだから、ホイール交換だけでオンもオフも行ける仕様!
(厳密にいうとブレーキシュー交換と調整が必要ですが…。)
10分もあれば仕様変更できます。
他に悩むことは何もなし。レッツオフロード。
そして、そんななんちゃってグラベルロードの乗り味です。
早速近所の河川敷で遊んでみました。
この日は朝に雨が降って、ズブズブのマッド路面。
エア圧は400〜700kpa推奨のため550kpaで走行。
車、バイクではオフロードを走る際には空気圧は低めにするのが普通ですが、自転車ではどうなんでしょう?
兎にも角にも、普段スリックタイヤに1000kpa入れてるから、不思議な感覚ですね。
まずこの河川敷に行くまでのオンロードの乗り味ですが、意外なことにとても快適でした。
エア圧もあるでしょうが、路面の細かな凹凸もちゃんと喰ってくれるイメージ。かなりフワフワした乗り味になります。
スピードも純正タイヤ並みには出ます。
ただ砂の巻き上げが激しく、砂がフレームに当たってカチカチ言うのは少し不愉快。この後フレームは見事にサンドブラストされてた。やむなし。
普通の街乗りタイヤとしても優秀。
そして肝心のオフロード。
まだまだライダーの荷重移動が未熟なので、ホイールスピンはしますが、横のブロックがとにかくキく。
やはり自転車、ちゃんと車体を押さえてても重機やバイクの轍の道に誘導されちゃいます。
そこでこのサイドウォールまで届いてるブロック。
こいつがきちんと仕事してくれます。どんな状況でも蹴ってくれる。
耐摩耗性はなんとも言えませんが、高級なオンロード用タイヤ買うよりも、こっちの方が世界が広がってとても楽しいですよ!
グラベルロードはいいぞ!
(2019年11月21日追記)
だいたい500km弱は乗りましたが、高級なロードバイク用タイヤよりも減りは遅いです。
僕自身は体重62kgで、まだまだ乗れそう。
ライフは1500kmぐらいではないでしょうか?
ホイール、カセットがセット済みである場合ですが、冒頭でお話しした通り15分もあれば簡単に普通のロードバイクに戻すことも出来ます。
ロードバイク1台で2度オイシク楽しめるので、非常にオススメです!
ちなみにオフロードを走った後は、家の中に入れるために土を落とすのに30分程度洗車が必要になりますが…。